ロールケーキやバームクーヘンを私たちは当たり前のように食していますが、その原料である小麦粉について、昨今、いろいろな議論が交わされているそうです。
そうです。TTPの問題です。TPPとは環太平洋戦略的経済連携協定の略称で、日本をはじめ太平洋に面するの国々のなかで、自由貿易圏をつくろうという構想のことを指します。農業、工業はじめ24の分野で関税を撤廃することで、各国同士が、より自由に輸出入を行っていこうという試みです。
ちなみにTTPの参加国は2012年時点で、アメリカ、中国、シンガポール、ニュージーランド、チリ、ブルネイ、オーストラリア、ペルー、ベトナム、マレーシア、カナダ、コロンビアとつづいています。そこに日本が前向きな姿勢で、加わるべきかどうかが議論を重ねているという状況です。
TTPにもし日本が参加すればどうなるでしょうか?参加についてはメリットとデメリットがあるようです。まずメリットとしては、世界に向けて輸出産業を伸ばせるという点や世界の市場と歩調を合わせて安心感が得られるということなどがあるようです。また、消費者は外国からの安い食品を購入できるというメリットもあります。
デメリットとしては、農業の壊滅が危惧されていることがまず挙げられます。というのは、TTPに参加すれば関税が基本的に0になるわけですから、外国から安い農作物が大量に入ってきて、日本の農業はそれに太刀打ちできないのではないかという憶測がなされているからです。
たとえばオーストラリアやアメリカといった国土の大きな国では、農地が広くて、農作物を大量生産をすることができます。しかし日本のような島国では、狭い農地で少ない農作物を栽培しなくてはならないので、どうしても値段が高くなってしまうのです。つまり競争に勝てず国内の農業が衰退してしまうというのです ですから、農業団体は、激しく日本のTPPへの参加に反対しているわけですね。
なかなか難しい問題ですね。メリットとデメリットを天秤にかけてどちらを優先すべきか決めなければいけないのでしょうが、いずれにしても痛みを伴いそうです
私の意見としては、まず国内の農業を守るための法案をつくった後、TTPに参加を検討するのが良い手順ではないかなあと思います。
ロールケーキやバームクーヘンを例に考えると、それらのなかには国産の小麦にこだわっている商品もたくさんあるわけです。それらのロールケーキやバウムクーヘンは、単に原価を考えて国産の小麦を使っているのではなく、味や風味、そして、国内の小麦粉は安全で安心感があるという理由もあってつかっているわけです。
外国産の小麦粉は確かに安くて手頃かもしれません。しかし安全かどうかは全くの未知数です・・ですから、やはり国内の小麦粉は、ロールケーキやバームクーヘンづくりに必要不可欠だと思うのです。そのようなことから、まずは国内の農業を守るための仕組みをつくったうえで、TTP参加を検討したらどうかなあと思います 国内産の小麦を使ったロールケーキやバームクーヘンが 今までと同じ値段で引きつづき、たくさんの人々に食される社会がつづけばなあと願うばかりです
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ロールケーキは素材や食感のコラボレートで予想もしない美味しさが生まれることも