
桜がちらほら大阪でも咲き始めた季節、「泉佐野市」の命名権を売却するか否かが、にわかにニュースで話題になっていますね。皆様はどのように考えられますでしょうか。
泉佐野市は、大阪府の西部にある市。関西空港の一部も泉佐野市に属しています。泉佐野市は当初、関西空港の隣接地に企業が集まることを想定したまちづくりを行ってきましたが、想定していたとおりに企業が集まらず、財政難に陥ることになったそうです。そこでその打開策として「泉佐野市」という市の命名権を売却するという案がうちだされたのです。しかし、賛成意見と反対意見があり、激しいバトルが繰り広げられるといった事態につながったのです。
財政難を克服することを考えると「泉佐野」という名前を売却するのは確かに妙案かもしれません。ただ、泉佐野市に暮らしてきた人や泉佐野市で生まれた人にとって、やはり辛いのではないのではないでしょうか。「泉佐野」という名前を、自分自身の歴史と同じく歩んできた人にとっては、自分の名前を変えるくらいの大きな問題だと思うからです。何らかの事情で、人の名前を変えるということを考えたら、それは誰にとっても深刻な問題ですよね。
私は「泉佐野」という名前を変えることを考えることは、夕張のように財政破たんする寸前までとっておくべき最終手段だと思います。何か、「日本一」と誇れるような「他の市町村にはない特色」を打ち出すなかで、泉佐野のビジネスを盛りあげることを、今の段階ではもっと積極的に考えるほうがよいような気がします。もちろんいろいろ努力はあったのでしょうが、タオルにしても水茄子にしてもイマイチ、インパクトに欠けるような気がするのです
ロールケーキでは、少ししたアイデアで特色をつくって売り上げをのばした洋菓子店もあります。たとえば、その起爆剤となったロールケーキに「80cm日本最ロール」があります。
一般的なロールケーキはせいぜい15cmほどですが、ロールケーキ「80cm日本最長ロール」は なんと80cm!約5倍の長さがあるロールケーキなんです。一見、こんな長すぎるロールケーキ売れないのでは?と思いがちですよね。しかし、20人近い大人数でのパーティーなどで喜ばれ、何より盛り上がるだけに、注文が殺到しているようです。やはり「日本一の長さ」という他のロールケーキにはないインパクトのある特色があるからではないでしょうか。また、ロールケーキ「80cm日本最長ロール」は売れても売れなくても、その洋菓子店を覚えてもらい親しみをもってもらう効果を発揮していると思うのです。
ちなみにロールケーキ「80cm日本最長ロール」は味も美味。和歌山県の生石高原のみかん花
から採った蜂蜜を、クリームや生地にもたっぷり使われています。泉佐野市に何か「他の市町村」にない特徴あるスウィーツが生まれたらいいのですが たとえば「水茄子をつかったロールケーキ」などいかがでしょう 全国探しても、他にはないロールケーキだと思うので
