しかし、ここ10数年で、カロリーを消費することができず肥満になる人々が先進国を中心に多く存在しているといわれています。なぜでしょうか?
その原因のひとつとして、技術の変化にあると考えられています。労力を節約するための機器がいろいろ開発され、人間は、日頃の生活のなかでカロリー消費をしにくくなったのです。
たとえば食器洗い機が開発されたことです。かつては、食器を洗うときには、食器を出したり、手を使ってこすって洗ったりするなど、その細かい動作のなかで人々はカロリーを消費していました。しかし食器洗い機ではボタンをひとつ押せば、勝手に食器が洗浄されるようになりました。人々は身体を動かす機会を失い、カロリー消費量が減ることになったのです。
また、テレビではリモコンが開発されました。白黒の時代は、チャンネルを変えるために、テレビの前まで歩いていき、つまみをひねるなど作業が伴われましたが、それも指でチャンネルを変えるだけの作業になってしまいました。その他、携帯電話の開発により、離れている人とも通話やメールでやりとりすることができるようになり、わざわざ人と会いにいかなくても良い場面が増えたり カロリー消費にうってつけだった階段はエレベーターやエスカレーターに変わり、カロリーもほとんど消費されることなく ビルのなかを行き来することができるようになりました


