
ロールケーキのスポンジには牛乳や小麦粉、バターなどがつかわれています。なかにはココアやコーヒー、抹茶などが混ぜられて作られるロールケーキの生地もあります。表面は、ほとんどのロールケーキは巻いたあとにはあまり飾り付けをしませんが、なかにはロール生地の表面にフルーツやチョコレートで装飾したものを飾っているケースもあります。ロールケーキの多くは、粉砂糖や米粉パウダーなどをふりかけるなどシンプルなスタイルのがほとんどです。
ロールケーキは英語ではSwiss roll(スイスロール)と翻訳でき、そのなかでジャムが巻かれたロールケーキはジェリーロール(jelly roll)と呼ばれています。ロールケーキはフランス語ではルーロー (rouleau) または、ルラード (roulade) と呼ばれ、フランスではクリスマスケーキの一種である、ビュッシュ・ド・ノエルの台にもオ−ルケーキは使用されています。
日本ではじめてロールケーキが誕生したのは、1950年代に山崎製パンが発売した「スイスロール」だと考えられています。スイスロールは、厚めにカットしたスポンジケーキにバタークリームを薄く塗り、巻いたものを指します。そのスイスロールが家庭のおやつとして普及し、ロールケーキに進化していったと考えられています。
平成に入ると、全国でさまざまな御当地ロールケーキが誕生します。そして平成17年、日本記念日協会により6月6日がロールケーキの日」と認定されました。なぜ6月6日なのかというと、6という数字はロールケーキの「ロ」の音であることと「6」という数字の形状がロールケーキを巻いている形と似ていることにあるとされています。
